運送業に欠かせないグリーン経営とは?3つのメリットも解説
2022.08.06
運送業界や観光業界で耳にするグリーン経営ですが、いったいどのようなものでしょうか。
この記事ではグリーン経営の特徴や取得の流れを解説していきます。
またグリーン経営取得のメリットを3つまとめてありますので最後までご覧ください。
グリーン経営とは
グリーン経営とは運送事業者が環境保全や対策を行いながら、営利性の両立を図っていく経営のことです。
大切なのは環境改善に向けた対する取り組みを継続的に行っていくことで、運送事業としての社会的責任として認識することでしょう。
現在では運送業のみならずバスやタクシーなどの観光業界でも取得が進んでいます。
グリーン経営の認証までの流れ
グリーン経営には認証・登録制度があり、交通エコロジー・モビリティ財団 (通称:エコモ財団) という財団法人が審査を行い、一定レベル以上の基準を満たした企業にのみ認証・登録を行います。
認証基準は67項目の取り組みのうち、36項目の条件を達成できていることが必要不可欠で、とくに重要なのは以下の項目になります。
- 環境保全のための仕組み・体制の整備
- エコドライブの実施
順を追って解説していきます。
環境保全のための仕組み・体制の整備
環境保全のために何を行うかを明確にし、事業部方針に盛り込んでいきます。
また担当者や責任者を選任し研修や講習など、社内教育などの取り組みも必要でしょう。
社内教育では取り組みを周知し、役割や責任を明確にすることが重要です。
エコドライブの実施
エコドライブの導入はCO2削減につながり、環境や人に優しい取り組みといえます。
道路環境に応じたアクセル調整により、燃費の向上も期待できるでしょう。
燃費に関するデータの比較やエコドライブに関する社内講習の実施が重要です。
グリーン経営の取得メリット
グリーン経営の取得により得られるメリットは以下の3つがあります。
- 経費の削減
- 企業の信頼度が上がる
- 取得コストが低い
順を追って解説していきます。
経費の削減
グリーン経営の認証を受けて経費の削減に成功した企業は多いです。
具体的にはエコドライブにより、燃費の向上や事故数や故障者の削減につながっているからです。
実際に取得2年後に3.2%の燃費が向上した企業、取得後1年目で交通事故が前年比約25%減少した企業もあります。
また点検・整備のための実施体制を構築したことにより、取得後1年目で前年比18%以上の車両故障件数の減少にも繋がっています。
企業の信頼度が上がる
グリーン経営の認証により、社内外に環境保全活動の取り組みをアピールできるので、取引先や消費者に対する信頼度も高まります。
自社認証ではなく財団法人認証制度なので、全日本トラック協会が認定するGマークと同様の高い信頼度を得られます。
安全や環境に配慮したエコドライブを行っているため、納品先以外の移動中でもイメージアップに繋がるでしょう。
取得コストが低い
グリーン経営と似た認証制度にISO14001があります。
ISO14001は国際標準化機構により定められた、環境を保護しながら企業の環境パフォーマンスを向上させることを目的としたマネジメントシステムです。
ISO14001の申請までかかる費用は企業により差がありますが、50万円から100万円ほどかかります。
さらにコンサルタント費用がかかればさらに高額になるでしょう。
グリーン経営認証を取得するための費用は、新規取得時はおよそ15万円程度とISO14001と比較しても割安なことがわかります。
まとめ
グリーン経営は環境保全に取り組んでいる企業の証ともいえる認証制度で、環境問題に密接に関わる運送業では重要な役割を果たすでしょう。
取得までの体制作りや従業員教育などの環境の整備に労力はかかりますが、ISO14001と比較しても取得コストは低く、経費の削減にも繋がるので取得をおすすめします。
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