NEWS

新着情報

物流トラックメーカーで加速する経営統合や資本提携について解説

|

2025.02.24

近年の自動車業界では変革期に入ったこともあり、経営統合の発表が耐えない状況です。

とくに昨年末は日産の業績不振による、ホンダとの経営統合に注目が集まりました。

物流トラックメーカーでも統合や合併の企業が増えており、今後さらに加速化していくことは避けられません。

そこでこの記事では、経営統合におけるメリットや自動車メーカーの経営統合例について解説していきます。

経営統合のメリットや資本提携や合併との違い

「経営統合」とは複数の企業が出資して持ち株会社を設立し、既存企業を子会社化することを指します。

子会社化した企業は独自のビジョンで展開できるので、ブランドイメージや企業文化を維持しやすいのが特徴です。

さらに各企業が培ってきた技術やノウハウを活かすことで、相乗効果が生まれやすいのも特徴といえるでしょう。

基本的には経営統合は対等の立場で行われますが、経営悪化のための救済措置として行われる経営統合では、必ずしもこの限りではありません。

似たような言葉で「資本提携」がありますが、こちらは経営権を左右しない範囲で行うので資本を強化しつつ、双方で業務上の支援を行うことが可能です。

また資本提携はお互いの企業が株式を保有し合うことで、与信を高めることにも繋がります。

最後の合併は複数の企業がひとつの企業になることを指し、合併をする側の企業は資産やすべての契約をそのまま承継できるといった特徴があります。

かわりに吸収される側のネームバリューや伝統が使えにくくなるといったデメリットも生じます。

自動車メーカーの経営統合実施例

自動車業界の経営統合は国内外問わず、頻繁に行われています。

そのなかでも世界的なシェアを誇る2社を紹介します。

フォルクスワーゲン・グループ

世界シェア2位を誇るフォルクスワーゲン・グループはドイツに本社を置くメーカーで、自社でもゴルフやポロ等といった大衆車を製造販売しています。

販売ブランドは10社を超え、同じドイツ車の「アウディ」やドイツ高級スポーツカーの「ポルシェ」も傘下に持ちます。

さらにイギリスの超高級車ブランド「ベントレー」やイタリアスーパーカーブランドの「ランボルギーニ」まで傘下に収め、自動車業界においても圧倒的なラインナップを誇ります。

ステランティス N.V.

世界シェア4位を誇るステランティス N.V.は、オランダに本社を構える世界主要国の自動車メーカー集合体です。

もともとはフランスの自動車メーカーのグループ会社である「PSA」と、イタリアとアメリカの自動車メーカー集合体である「フィアット・クライスラー・オートモービルズ」が共同出資して経営統合した企業体です。

PSAは「プジョー」や「シトロエン」などのフランスの主要メーカーが経営統合した企業です。

そしてフィアット・クライスラー・オートモービルズは、「アルファロメオ」や「マセラティ」などのイタリアの自動車メーカーと「クライスラー」や「ジープ」などのアメリカ自動車メーカーで形成されています。

物流業界でも経営統合や業務提携が加速化

物流業界を担うトラックメーカーでも経営統合が進み、さらに九州や業務提携なども数多く行われています。

近年で行われた大きな統合を2つ紹介します。

いすゞがUDトラックを買収

「ボルボ」グループの傘下にあったUDトラックを2021年に2430億円で買収しました。

もともとUDトラックの前身である「日産ディーゼル工業」は、日産の傘下として活動していましたが、2010年にボルボに買収されたのを期にUDトラックスに社名変更しました。

2023年に発表されたトラクターヘッドである「クオン」は、いすゞ「ギガ」との共同開発ということもあって注目を集めています。

日野自動車と三菱ふそうトラック・バスが経営統合

2023年に経営統合を発表した日野自動車と三菱ふそうトラック・バスですが、2025年になっても最終契約が未締結状態となっています。

日野自動車はトヨタの子会社で三菱ふそうトラック・バスはダイムラー・トラックの子会社ですが、日野自動車のエンジン不正問題が未解決のため、経営統合が難航しているようです。

今後も経営統合までの終結の行方は未知数で、状況次第で破断の可能性もあるようです。

まとめ

この記事ではトラックメーカーを含む、自動車メーカーの経営統合について解説しました。

自動車業界は成熟期に突入していますが、環境規制や安全面での向上など業界の風流が急速に変化していることで対応に追われています。

とくに市場シェアの低い商用トラックにおいては、生き残りをかけて経営統合が加速することが予想されています。

 

------------------------------------------
大阪商運株式会社(おおさかしょううん)
〒566-0042
大阪府摂津市東別府3-1-22 本社ビル
TEL:06-6195-7655(代表)
06-6340-7391(荷物のお問い合わせ)
受付時間:午前8時~午後6時 日・祝除く

◆運気をアゲル物流はお任せください!!
◆お気軽にお問合せください
>>お問い合わせフォームはこちら

◆未経験の方も大丈夫!ドライバー募集中!
>>5分で分かる大阪商運は こちら
>>各営業所の募集要項一覧は こちら

大阪・愛知・摂津・東大阪
運送会社
路線便・貸切便・共同配送・専属便
------------------------------------------

オンライン打ち合わせ対応!

お問い合わせはこちらからお気軽にご連絡ください。

お電話でのお問い合わせはこちら

TEL.06-6340-7391

平日8:00~18:00

Webからのお問い合わせはこちら