国内物流トラックメーカー3社のシェアと特徴や最新モデルを紹介
2024.06.02
日本の物流を支えるトラックですが、数多くのメーカーが存在し特色も異なります。
この記事では国内トラックメーカーのシェアや特徴を紹介していきます。
国内の物流トラックメーカー人気ランキング
日本国内のトラックメーカーは主に7社あり、それぞれの特色を活かした車両展開となっています。
そのなかでも国内シェア上位3社を紹介します。
いすゞ自動車株式会社
現在、国内シェア1位を誇るいすゞ自動車は1919年の創業で、過去には乗用車の販売や製造もおこなっていましたが、現在はバスやトラックなどの商用車を製造する自動車メーカーです。
小型トラックから大型トラックまでバリエーションが豊富で、とくに小型トラックは販売台数20年連続1位を誇るほど高い支持を得ています。
とくにディーゼルエンジンは他メーカーと比較してもパワフルなのが特徴で、積載状況に関わらずスムーズな走行が可能です。
2023年度は2万7452台とライバルと比較しても圧倒的な販売台数を誇り、日本の物流トラックの顔として活躍してくれています。
また、グローバル展開もしており、世界のトラックシェアでみても上位に入るほど有名な企業です。
日野自動車株式会社
国内シェア2位を誇る日野自動車は、トヨタ自動車の傘下ということもあり高い信頼性が特徴で一時は国内シェアトップに君臨するほどの企業でした。
しかし、2022年にエンジン不正問題が取り上げられ、一時製造中止になったこともあり販売台数を大きく落としてしまいます。
それでも、エンジンの耐久性や車体を含めた信頼性の高さに定評があり、消防車などの特殊車両などにも数多く採用。
とくにトヨタ譲りのハイブリッドシステムは、低燃費や信頼性に優れており、小型トラックを中心に搭載車両が拡充されています。
2024年末以降にはトヨタの傘下を離れて、三菱ふそうとの経営統合が決定しています。
なお、2023年度は1万5425台の販売実績を誇っています。
三菱ふそうトラック・バス株式会社
国内シェア3位を誇る三菱ふそうでは、かつてはスウェーデンのボルボグループと提携を結んでいましたが、2003年には世界のトラックの中でも高いシェアを誇る、ドイツのダイムラー・トラックの傘下になりました。
車両はドイツ車ならではの技術がフィードバックされており、人間工学に基づいたシートは長時間の運転でも疲れにくいと評判です。
また、ほかの国産トラックと比較しても車両価格がリーズナブルなこともあって、初期投資額が抑えられるのも魅力といえるでしょう。
2023年度の販売台数は1万5086台と日野自動車と肉薄した結果となりましたが、2025年以降は日野自動車と経営統合することによって、国内シェアナンバーワンを目指します。
大手国内メーカーの代表的なトラックを紹介
国内トラックメーカーでは小型トラックから中型、大型トラックまで数多くのラインナップが存在します。
そのなかでも、代表的なトラックや今後の活躍が期待できるトラックを紹介していきます。
いすゞ自動車株式会社
いすゞ自動車のトラックの特徴はモデルバリエーションの多さです。
小型トラックのエルフ、中型トラックのフォワード、大型トラックのギガなどのモデル展開以外にも、ダンプやミキサーなどカスタマイズが容易なことがあげられます。
とくに2023年7月に17年ぶりとなるフルモデルチェンジを果たした新型エルフは、新開発の9速DCTを採用し、乗用車では当たり前になりつつある安全支援機能が装備されました。
またボディカラーは18色から選択でき、メーターパネルもフル液晶になるなど、従来の商用車とはかけ離れたイメージになっています。
日野自動車株式会社
日野自動車のトラックは、他のメーカーでは少ないハイブリッドシステムを採用することで、環境やコストに配慮した車作りが特徴です。
車両構成は、小型トラックのデュトロ、中型トラックのレンジャー、大型トラックのプロフィアとなっています。
また、日野自動車はトラック以外にもバスなどの観光車両にも力を入れており、物流だけでなく旅客の分野でも活躍しています。
日野自動車のなかでも人気の高いプロフィアは、2023年4月に改良モデルが投入されており、車線逸脱防止システムやドライバーの異常を感知すると自動で停止する最新鋭の安全支援機能が装備されました。
三菱ふそうトラック・バス株式会社
三菱ふそうのトラックは、低回転から扱いやすいトルク特性と振動が少ないエンジンが特徴となっています。
また、世界初の完全電動トラックの市販化を行ったメーカーとして、技術力の高さも特徴といえるでしょう。
三菱ふそうのおもなラインナップは、小型トラックのキャンター、中型トラックのファイター、大型トラックのスーパーグレートの3種類。
そのなかでも2023年10月に6年ぶりにフルモデルチェンジをおこなったスーパーグレートは、新開発の12.8リッターエンジンを搭載することで力強い走りを実現しています。
また、巻き込み事故防止機能は左側のみでなく右側にも対応し、発進時に死角になりやすい前方に接近する歩行者を検知する機能も搭載しています。
まとめ
今回は国内トラックメーカーのシェアや特徴について解説してきました。
各メーカーとも安全で環境にやさしいトラックの開発に注力するなか、それぞれの特色を表している傾向です。
今後は、日野自動車と三菱ふそうの経営統合が、どのようなトラックの開発に反映するのかが注目を集めています
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