物流業界におけるESGとは?SDGsとの違いや今後の課題も解説
2023.08.16
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物流業界では、2024年問題をはじめとする人手不足や雇用環境など、いくつもの課題が山積みで対応に追われている毎日です。
さらに今後の物流では、より環境問題や雇用に関する社会問題への対応が求められており、ESGといった言葉が話題になっています。
この記事では物流におけるESGとはなにか、また課題について解説していきます。
物流におけるESGとはなにか?
ESGとは、Environment (環境) 、Social (社会) 、Governance (ガバナンス) をとった略語で企業が環境や社会貢献活動に取り組み、かつ持続的に行うことをいいます。
似たような言葉にSDGsがありますが、SDGsは持続可能な「開発目標」ということに対して、ESGは目標に対する取り組みという考え方が多いようです。
SDGsは主に国や自治体が周りに向けて発信する内容で、ESGは企業が実際に取り組む課題ということになります。
さらにESGに取り組むことで企業や投資家からの信頼を得ることができるので、仕事の受注や資金の調達がしやすくなる側面もあります。
物流業界ではESG推進の一例として、環境問題の取り組みが大きいといえるでしょう。
具体例としては、ルートの効率化や改善を行い、CO2や燃料消費の削減などが挙げられます。
ほかにも資材のリサイクル率を高めることや、伝票や資料のペーパーレス化も効果が高いです。
車両もハイブリッド車や電気自動車などへの切り替えやモーダルシフトの導入も環境負荷の軽減につながるでしょう。
社会問題の取り組みも課題となっており、雇用環境の改善などが求められます。
近年では、倉庫内やドライバーとして女性が活躍することが増えてきましたが、まだまだ男性の割合が圧倒的に高く、女性の参入が難しいのが現状です。
女性が働きやすい職場環境の整備はもちろんのこと、男女問わず育休制度の拡充が必須といえるでしょう。
物流ESGの課題とは?
- 結果がでるまでに時間がかかる
- 明確な目標が定めにくい
- 利益に反映されないことがある
順を追って解説していきます。
結果がでるまでに時間がかかる
物流ESGの問題は、環境問題や雇用問題の取り組みに関して、結果がでるまでに時間がかかることがあげられます。
そのため、短期ではなく中長期的なスパンを視野に入れておく必要があるでしょう。
また、CO2や燃料消費の削減は従業員の努力だけでは達成が難しく、企業がしっかりとした方向性を導かなくてはなりません。
明確な目標が定めにくい
ほかにもESGの課題は、取り組みに対する定義や基準が曖昧なため、明確な目標が定めにくいことがあります。
また財務情報などにも反映されないため、進捗状況もわかりにくいということが現状です。
ESGが誕生してからの歴史が浅いこともあって、競合他社と比較がしにくいことも課題といえるでしょう。
利益に反映されないことがある
そもそも、ESG自体が利益を追求する取り組みでないこともあって、企業の利益に反映されないことがあります。
どちらかというと利益を追求するより、企業のイメージやブランド力の向上に適している取り組みといえます。
また誤った戦略をとると費用対効果が釣り合わなくなることもあるので、注意が必要です。
まとめ
近年、注目されている物流ESGですが、環境問題から社会問題まで多岐に渡り、大企業はともかく中小企業では敷居が高いのが現状といえるでしょう。
しかし、物流業界ほど環境問題や社会問題などの取り組みが注目されているといっても過言ではないので、早めに経営体制を整える必要があります。
持続可能な物流業界が確立できれば、優秀な人材確保や安全な荷役につながり、物流全体のイメージアップにつながるでしょう。
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