EC物流とは?いまさら聞けない特徴や課題を徹底解説
2022.11.14
右肩上がりに急成長してきているEC物流ですが、そもそもECとはどのような意味があるのでしょうか。
いまさら聞けないEC物流の仕組みや特徴などを解説していきます。
ほかにもEC物流業界が抱えている課題についても考察していきます。
EC物流とは?
EC物流とはEC (電子商取引:electronic commerce) 事業の物流システム全般を指します。
ECサイトで有名なのは、Amazonや楽天などのインターネット通販サイトで日用品から食品まで幅広い商品を取り扱っています。
少ない資本で時間を問わずに商品やサービスのやり取りができるので、小売業やサービス業でも欠かせないものになりました。
また消費者側も来店することなく、スマホひとつで気軽に注文ができることもあり生活の一部となっています。
そのぶん需要が高く、ECサイトでは膨大な数の商品を配送するので、物流業者を確保する必要があるでしょう。
EC物流の流れ
EC物流の流れは、以下のプロセスを組むことがほとんどです。
「入荷」→「保管」→「管理」→「梱包」→「配送」
入荷から保管
物流業者がまず最初におこなうのが入荷です。
発注した商品が倉庫に届いて、検品を行ったあと指定の保管場所にて在庫として扱われます。
保管から管理
商品は、商品名や入荷数、入荷日などの紐づけをされたあと、所定の場所に保管されます。
管理から梱包
注文が入ると保管場所からピッキングが行われて、商品の梱包が行われます。
梱包から配送
発送先を登録し、運送業者に委託します。
商品は一度、各拠点に集荷された後に宅配業者によって配達されます。
EC物流の課題
商品の入荷から発送まで
EC物流のほとんどは、BtoC (企業と一般消費者の取引) なので、商品数が多いわりに購入金額が少額であることがほとんどです。
そのため、数をこなさないと利益をあげにくいビジネスといえるでしょう。
また保管や管理も手間がかかることが多いこともあげられます。
入荷、保管、管理、梱包まで一連で行っているので発送までに時間がかかりやすいこともあげられます。
小ロットで多数の商品を扱うので管理が複雑で、商品や発送先ごとに梱包を行う必要があり、手間がかかるからです。
ほかにも商品によっては季節により入出荷が激しくなり、繁忙期と閑散期の波が激しいこともあります。
そのため在庫管理や調整が難しいことがあります。
発送から到着まで
EC物流の一番の課題が最終拠点から消費者までの配送業務である、ラストワンマイルの人手不足です。
単純な人手不足はもちろんのこと、Amazonなどでは当日配送や時間指定が常態化しており、最短納期による効率化が求められています。
不在時の再配達はドライバーの賃金が変わることがなく、効率を悪くするだけなので配送業者を悩ます大きな課題といえるでしょう。
ほかにも近年で問題になっている燃料費の高騰は利益を圧迫し、質の高いサービスが困難な状況です。
また、2023年10月から導入される「インボイス制度」が大きな問題となっています。
ラストワンマイル配送は軽貨物自動車を利用した個人事業主が占める割合が高く、従来では年間1000万円以下の売り上げの場合は、消費税が免税となっていました。
インボイス制度が導入されると、仕入税額控除がなくなり税負担が多くなるので低所得の個人事業主は死活問題になりかねません。
まとめ
この記事ではEC物流の特徴や課題について解説していきました。
いまや生活には欠かすことができないECサイトですが、便利に利用できるのは物流業者の絶え間ない企業努力があるからだといえます。
しかし需要の急拡大により、配達側の人手不足に歯止めがかかりません。
さらに時間指定や不在対応など効率よく業務をこなすのは限界があり、今後の課題はまだまだ山積みといえるでしょう。
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