トラックには欠かせないエアデフレクターとは?また謎の小窓のなかには何が?
2024.07.06
大型トラックの運転席上部のルーフには、空気抵抗を削減するエアロパーツが組み込まれている車両があります。
なかには、運転席上部のルーフに小窓がついているタイプがあり、機能もさまざまです。
この記事では、トラックのルーフ部に設けられた便利な機能について解説していきます。
大型トラックには欠かせないエアデフレクター
街中を走行するトラックを見ると、ルーフ上部に流線型のパーツが装着されている車両を見かけます。
このパーツをエアデフレクター(導風板)といい、大型トラックには欠かせないパーツです。
エアデフレクターは軽量化のためFRP(強化プラスチック)で作成されることが多く、角度が変更できるものや固定式なものなどさまざまです。
エアデフレクターの役割はおもに空気抵抗の削減で、加速や燃費の向上につながります。
大型トラックはキャビンと荷室に段差が生じることが多く、乗用車と比較しても前面投影面積が広いので、さらに影響を受けやすい造りです。
そこで、エアデフレクターを導入することで、加速がスムーズになるだけでなく高速走行では姿勢が安定するなど、安全面でも導入のメリットがあります。
ほかにも風切り音の低減や見た目の向上を目的に装着されることもあります。
箱型のエアデフレクターの内部の正体は?
また、エアデフレクターには箱型のタイプが存在するだけでなく、謎の小窓が設置されたタイプなども存在します。
あのキャビン上部のスペースはドライバーが休憩できるスペースになっていて、おもに仮眠をとる場所として用意されました。
メーカーごとに名称が異なり、いすゞ自動車ではマキシルーフ、日野自動車ではスーパーハイルーフ、三菱ふそうではスーパーマルチルーフと呼ばれています。
いすゞ自動車のマキシルーフは2階建て構造で、キャビン内の昇降ハッチを開けて昇降台から乗り降りする仕組みです。
サイズは奥行1025㎜、幅1985㎜、高さ865㎜あるので、仮眠するには十分なスペースといえるでしょう。
マキシルーフなどのメリット・デメリット
独立したキャビンで仮眠がとれるマキシルーフ(スーパーハイルーフ)ですが、メリットだけでなくデメリットも存在します。
マキシルーフのメリット
マキシルーフのメリットは、エアデフレクターとは思えないほどの広大なスペースがあげられます。
直立することは不可能ですが、横になれば足を延ばして就寝できるほどのスペースがあり、仮眠には十分といえるでしょう。
ほかにもキャビンと違い完全プライバシーに近い空間を確保できるので、人目が気になる人にも安心といえます。
また、快適装備も充実していて、蛍光灯やドリンクホルダーだけでなく、24Vコンセントやバッテリーで電動コンプレッサーを稼動させて冷房する「アイクール・ミニ」など機能も満載です。
マキシルーフのデメリット
一見、便利なマキシルーフですがデメリットもあり、とくに夏場の炎天下の仮眠は暑さに悩まされることもあるようです。
熱気の上昇と直射日光の影響を直に受けるキャビンのなかは、エアコン可動でも冷えないといった問題点も。
また、キャビンと仮眠スペースとのアクセスも容易ではなく、荷物の出し入れやトイレへの移動など不便を感じることもあるかもしれません。
マキシールーフの装着車両はキャビンを短めに設定したショートキャブのみで、運転席後部に仮眠スペースを設けたフルキャブのほうが使い勝手や快適性は優れているといわれています。
まとめ
この記事では、トラックのルーフに設置されたエアデフレクターについて解説しました。
空気抵抗の削減だけでなく、秘密基地のような仮眠スペースが設置されたものなど、アイデア満載のスペースといえるでしょう。
SAなどで運転席にドライバーがいない場合は、ルーフ内のスペースで仮眠をとっているのかもしれません。
------------------------------------------
大阪商運株式会社(おおさかしょううん)
〒566-0042
大阪府摂津市東別府3-1-22 本社ビル
TEL:06-6195-7655(代表)
06-6340-7391(荷物のお問い合わせ)
受付時間:午前8時~午後6時 日・祝除く
◆運気をアゲル物流はお任せください!!
◆お気軽にお問合せください
>>お問い合わせフォームはこちら
◆未経験の方も大丈夫!ドライバー募集中!
>>5分で分かる大阪商運は こちら
>>各営業所の募集要項一覧は こちら
大阪・愛知・摂津・東大阪
運送会社
路線便・貸切便・共同配送・専属便
------------------------------------------