物流で増加傾向にあるデポとは?特徴や物流センターとの違いについて解説
2024.05.29
物流業界で最近「デポ」という施設が拡大傾向にあります。
聞き慣れた言葉ですがデポにはどのような特徴があるのでしょうか。
この記事ではデポの特徴や必要性、物流センターとの違いについて解説していきます。
デポとは?
デポは何をするところ?
デポとは小型物流拠点のことを指し、もともとはフランス語の保管所を意味するdepo(デポ)から由来しています。
デポの多くは在庫を抱えずに集荷や配送業務をおこなう施設で、小売店への共同配送や小口のラストワンマイルを担当することがほとんどです。
近年ではEC市場の需要拡大や2024年問題に対するドライバーの業務削減に伴い、デポが増加傾向にあります。
デポでおこなう物流業務の流れについて解説
デポでおこなう物流業務の流れは主に以下の4つに分類されます。
- 1.集荷
- 2.検品
- 3.仕分け
- 4.配送
順を追って解説していきます。
集荷
メーカーやサプライヤーなどの仕入先から荷物をデポに届けます。
デポでは多くの荷物を取り扱うので、種類や数量などの情報も管理します。
検品
届いた荷物の梱包状態や不良品や破損品がないかを確認します。
荷物の状況次第でメーカーやサプライヤーなどに交換や返品の対応を行います。
仕分け
配送先ごとに荷物をまとめて、ラベル貼りなどを行います。
状況に応じて、梱包作業などの対応もあります。
配送
仕分けが完了した荷物をエリアごとの配送車両に送ります。
ドライバーは依頼主まで荷物を届けて業務完了となります。
デポと物流センターは何が違う?
デポはもともと地域の配送拠点として展開されており、おもにラストワンマイルを担当しているのが特徴です。
そのため、基幹となる物流センターと異なり遠方の荷物の管理をおこなわないことが大きな違いといえるでしょう。
また、デポでは在庫を持たないことから商品の加工業務をおこなうことがなく、検品や仕分けに注力できるといった特徴もあります。
ただし、在庫を持たないかわりに回転が早く効率が求められるため、取扱商品によっては多忙を極めるデポも多いようです。
デポ必要性の背景
近年、急速に増加傾向にあるデポですが導入には主に以下のメリットがあげられます。
リードタイムの削減につながる
デポによる中継地点が設けられることでリードタイム(工程)の削減に繋がります。
デポは届け先の中継地点として設置されることが多く、倉庫から配送するよりも短い距離と時間で依頼主まで荷物を届けることが可能なので迅速に対応できます。
また、短時間の配送は生鮮食品に適しており、商品の品質低下の防止にもつながるでしょう。
在庫管理に対するコスト削減
デポでは集荷から配送までの時間を手短に行うことで、在庫を長期保有することがありません。
そのため在庫管理にかかるコストを抑えれることが魅力といえるでしょう。
荷物を長期保有する必要がないため、施設のエリア自体を縮小しやすいだけでなく、消費者のニーズに合わせた柔軟な対応もし易いです。
配送に関するコスト削減
コストの削減は在庫管理以外にも配送においても削減できます。
まず、1配送に対する距離が短くなるため、人的コストや燃料費などにかかわる輸送費の削減につながるでしょう。
コスト削減によって得た余剰資金を他の分野に補填することも可能なので、収益改善の糸口になります。
まとめ
この記事ではデポの特徴や物流センターとの違いについて解説してきました。
現在の物流では品質以上にスピードが求められるため、ラストワンマイルの拠点であるデポの必要性はますます高まっていくでしょう。
また、配送業務の細分化が進めば、2024年問題で対応に迫られる長距離輸送の業務負荷も削減されて、働きやすい物流業界の促進も可能だといえます。
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