物流管理の最適化を図る【SaaS】とは?特性やメリットを解説
2023.10.09
アナログな業務体質がいまだに根強い物流業界ですが、近年ではDXの推進もあってデジタルの取り組みが活発化されてきました。
とくに初期費用が抑えられてサポート体制に優れた、SaaSを導入する企業が急増しています。
この記事は物流管理システムのSaaSの特性やメリット、SaaSの導入事例について解説していきます。
SaaSの物流管理システムの特性やメリット
SaaSとは
SaaS (サーズ) とは「Software as a Service」の略称で、インターネット経由でサービス提供事業者からソフトウェアを利用できるサービスを指します。
SaaSの代表例としては、オンライン会議ツールのひとつである「Zoom」や家計簿アプリである「マネーフォワードMe」などがあり、ビジネスやプライベートでも利用する機会が増えてきました。
従来のインストールタイプのソフトウェアは、インストールした端末しか利用できないのが原則でした。
しかし、SaaSではアカウントごとの管理になるのでダウンロードできる環境なら、複数台で利用することが可能です。
外出先やリモート環境でも活用できるので、現在では欠かせないサービスといえるでしょう。
SaaSのメリット
SaaSのメリットは、導入コストが抑えられる点があげられます。
従来のインストール型のソフトウェアでは、バージョンが異なるごとに買い替えることやアップデートの手間もかかりました。
SaaSではサービス提供者が常にソフトウェアの改善を行い、購入者が常に最新の快適な環境で利用できるメリットがあります。
また、特定の担当者が利用するインストール型に比べて、SaaSでは不特定多数の人の利用が想定されているので、使いやすいUIデザイン (端末の画面のデザイン) が採用されているのも特徴といえるでしょう。
ほかにもSaaSではデータ上のやり取りで業務を完結できるので、書類の管理や保管の手間が省けるなどの特徴があります。
物流管理SaaSでできること
このようなSaaSの特徴を活かして、物流業界でも導入が活発化されてきました。
実際のSaaSを利用した運営会社の事業内容を解説していきます。
株式会社Hacobu「MOVO (ムーボ) 」
物流スタートアップ企業の株式会社Hacobuでは、倉庫管理、配送管理、在庫管理などの物流工程を一元的に管理する「MOVO」を導入することで、自社だけでなく協力会社も支援しています。
具体例として、トラックと荷物の情報を端末を介して事前にやりとりすることで、トラックの予約受付サービスを行い荷持ち時間の削減につながりました。
ほかにも、配送依頼から請求までの業務をDX化することで、請求や承認がシステム上完結するので時間の短縮とヒューマンエラー防止が可能となっています。
ハコベル株式会社「ハコベルコネクト」
セイノーホールディングス株式会社とラクスル株式会社が共同出資している、ハコベル株式会社では、輸配送管理システム「ハコベルコネクト」を導入することで、配車管理業務を効率化し、1日平均3時間の稼働削減に成功しました。
従来の配送業務では標準化が非常に難しく、荷物によって路線便がいいのかチャーター便がいいのか判断がつきにくい状況でした。
しかし、荷物の出荷データを元に、サイズや運賃はもちろんのこと、積み降ろしの条件まで、あらゆる輸配送手段に振り分けていくという業務を自動化できるシステムを開発し、ワンストップで配車手配が可能になっています。
ほかにも、運送会社との受注や変更などを従来の電話やメールからすべてシステムに一元化することで、業務時間80%の削減に成功しています。
まとめ
インターネットの普及が当たり前となった昨今では、低コストで利用しやすいSaaSの物流システムは今後も導入企業が加速度的に増えていくことでしょう。
物流スタートアップ企業も力を入れている分野なので、2024年問題に対する問題解決の糸口になるかもしれません。
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